発熱や嘔吐・やけどや誤飲など、子どもの異変に気付いたら、かかりつけ医の診察を受けましょう
休診や診察時間外であっても、慌てずに小児救急相談♯8000または 0742-20-8119へ
けいれんとは、筋肉が発作的に収縮することで、一般的にはひきつけとも呼ばれます。
生後6か月から5歳未満の乳幼児では、発熱時にのみけいれんを起こす「熱性けいれん」が最も多く、ほとんどの場合5分以内に治まります。また、5歳を超えると「熱性けいれん」を起こすことは少なくなります。しかし、なかには急性脳症、髄膜炎、頭部の外傷やてんかんなどによるものがあり、治療を必要とすることがありますので、はじめてのけいれんを起こしたときやけいれんが長引く時は救急車を呼びましょう。
けいれんの対処法で一番大事なことは、親がパニックにならないことです。まず、お子さんを安全な場所にそっと寝かせ、呼吸がしやすいように衣服をゆるめ、深呼吸をして落ち着いてください。次に時計を見て時間を確認し、お子さんの様子を観察します。意識の状態、目の動き、顔の色と表情や手足の動きです。発作中は、体を強くゆすったり、口の中に割り箸やタオル、指などを入れたりしてはいけません。このような行為は、けがや窒息につながる可能性があります。嘔吐がある場合は、顔を横に向け窒息を予防したり、入浴後の場合は、体についた水分をふき取るなどして低体温の予防を行ってください。