奈良医療ガイド なら元気NAVI

ママ、自分のため、家族のため、検診を受けましょう。

子育てや家事に追われ、忙しい毎日を送られているママたちも多いことでしょう。家族の健康に目を向けてばかりで、少し自分のことが疎かになっていませんか。ぜひこの機会に、女性特有のがんである乳がんや子宮頸がんの検査を受けてみましょう。

子宮頸がん

子宮頸がんは、30代が最もなりやすい年代です。

 子宮頸がんはHPV(ヒューマンパピローマウイルス)への感染がきっかけとなります。ほとんどは一過性ですが、ごく一部の人が長期間を経てがんにいたることがあります。早期には自覚症状がないため、異常を感じた段階では手遅れになる場合もあります。

 子宮頸がんが進行すれば、子宮摘出手術が必要となる場合もありますが、早期に治療すれば、90%以上が治癒します。また子宮を摘出することなく治癒できますから、妊娠・出産も可能です。

検査時間は15分程度。痛みもそれほどありません。

 子宮頸がんの検査は医師による診察と細胞診です。子宮の入り口を綿棒などで軽くこすり細胞を採取。専門医が顕微鏡などで観察し、異形の細胞がないかを確認します。検査時間は15分程度。痛みもそれほどありません。

 子宮頸がん検査も乳がんと同様、2年に1度の受診が基本です。しかし異常を感じた場合はすぐに病院へ行きましょう。

実施医療機関に直接予約が基本です。

 厚生労働省が推奨する市町村の子宮頸がん検診は20歳以上、乳がん検診は40歳以上の方が対象です。

 市町村の検診は、検診費用の一部助成がありますので、自己負担が少なくて済みます。

 必ず事前にお住まいの市町村の保健センター等で、受診方法を確認してください。ぜひこの機会に検診を受けましょう。

乳がん

子宮頸がんは、30代が最もなりやすい年代です。

 乳がんは2012年に約74,000人が新たに罹患(病気にかかること)したとされています。(国立がん研究センターHPより)また乳がんは、40代、50代女性のがん死亡原因のトップともなっています。

 しこりがあるかどうかを自己触診で確かめるだけでは、乳がんの発見には不十分です。乳がんの早期発見のためには、定期的にマンモグラフィによる検査を受けることが大切です。

検査時間は15分程度。痛みもそれほどありません。

マンモグラフィは乳房X線とも呼ばれる、おっぱいのレントゲンです。プラスチックの板と撮影台に乳房を挟み、上部から撮影します。

 マンモグラフィは、早期乳がんの発見に有用な検診方法で、1㎝以下のがんも見つけられる優れた画像検査方法です。

実施医療機関に直接予約が基本です。

 乳がんは早期発見で治療すれば、95%以上が治癒します。乳がんの多くは2年に1度の検診で早期発見できます。しかし急激に大きくなる場合もありますから、異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう。

資料提供:奈良県健康福祉部健康づくり推進課 出典:国立がん研究センターがん情報センター・地域がん登録全国推進によるがん罹患データ(1975~2011年)

サイトについて